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イスラエルに対するオバマの闘争 R. L. ハイマーズ、Jr. 神学博士 著 OBAMA’S WAR ON ISRAEL ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて “時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に分れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。 わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。 あなたは祝福の基となるであろう。 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。 地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」”(創世記第12章1-3節) 。 |
先週の金曜日(2011年5月20日)のオバマ大統領とイスラエル国家のベンジャミン・ネタニヤフ首相の対面に関するすべての事柄を、短い説教の中で話すことは困難です。 それはオバマ大統領がネタニヤフ氏と会見する前の日に発表した声明から始まりました。 その声明の中で、オバマは、イスラエルが1967年の第三次中東戦争(六日戦争)で勝ち取ったすべての土地を、パレスチナ人と彼らの過激派である同盟国に戻すべきであると言いました。 それはこれらの二つの理由で衝撃的な声明でした。 (1)最初に、イスラエルに、彼らの敵国にそのような広大な土地を与えるように呼びかけたアメリカ大統領は今までにいなかった。 (2)次に、アメリカ大統領がイスラエルの首相に出会う前に、そのような声明をした前例はなかった。 ディック・モリス(Dick Morris)は、この二人のリーダー間の陰険な対面を、“イスラエルに対するオバマの闘争”の始まりであると呼んでいます。
ワン・ニュース・ナウ(OneNewsNow)は、“何千ものプロ・イスラエル活動家達は、日曜日に、イスラエルの1967年以前の境界線へ戻る事について、その前週の初めにオバマが述べた意見を日曜日に繰り返した[と、直接オバマによって述べられた]”(2011年5月23日)と報告しています。 これらの参加者の一人、ローリエ・カドーサ・モア(Laurie Cardoza-Moore)は、“オバマはイスラエルを支持すると主張するものの、多くの参加者は、大統領が彼の木曜日の所見を明白にしようとしたことで、彼の言った事を彼らが信頼する事が出来るかどうか、用心し疑念を抱いた”(同著)と述べています。
国防評論家で弁護士のジョーダン・セクロー(Jordan Sekulow)は、オバマ大統領は、それを明白にしようと試みたにもかかわらず、彼の反イスラエルの傾向を露呈した。 セクローは、“中道ではなくリベラルの、ニュージャージー州選出の民主党国会議員ロバート・アンドリュー(Robert Andrews)は、オバマはテロリスト組織と知られているハマスに傾いている、と言っている”と述べました。
ワン・ニュース・ナウによる世論調査で、イスラエルに対する大統領の態度をどのように表すかという質問に対して、93パーセント以上の人達が、 “敵意のある、反イスラエル”などと答えました(Chad Groening, “Obama’s Schizophrenic Policy,” OneNewsNow, 5/27/11)。
リベラルな雑誌、タイムマガジンは、自分の国の境界線を支持している事に対して、ネタニヤフ首相を“無礼な”、“腹立たしい”、“不快な”、そして“威張った”者などと呼んで非難しています(Time, June 6, 2011, p. 25)。 しかし、州知事のミット・ロムニー(Mitt Romney)は、“オバマはイスラエルを裏切った”(同著)と言っています。
ニュース評論家のディック・モリス(Dick Morris)は、彼自身もユダヤ人であり、更に、“イスラエルに対するオバマの闘争”と題した記事でこのように述べています、
イスラエルの国家の存在を尊重するアメリカのユダヤ人は、これからは自分自身を甘く見ることは出来ない。 オバマ大統領はユダヤ国家に反対している。 彼の木曜日の声明は、パレスチナ軍の立場を明白に容認し、そしてそれはイスラエル軍に彼らの統治を譲歩する事を、強制するように意図している。
それ以外に、イスラエルが1967年の境界線に戻る事の要求、そしてこれが後の交渉への原点となる事を、我々はどうのように解釈すべきであろうか?・・・1967年の境界線は、イスラエルの中心地へ容易に4時間で歩く事が出来、クルマで15分以内である。ジェット機では1分で横切ることが出来る。
イスラエルを防御できない境界線へと強いる事は、解決策への前置きではない。 それは、[ヒットラーが下した]最終解決策の近代版への前置きである。すなわち、イスラエル国家とそこに住む七百万の人々の撲滅である。
狭められるイスラエル国家が、分割しているチェコスロバキアがヒットラーをなだめた以上に、アラブ諸国をなだめるであろうと、誰が言い張る事が出来るであろうか?・・・ そこに住み着いていたユダヤ人達を60年以上もの間追い出した事実―彼らが受け入れる譲歩はありえない。
ユダヤ人の民主党支持者達に与えるオバマの意見の影響は重大である。彼らは率直に、また控える事無く、彼らのオバマへの支持とイスラエルを支持する事のどちらかを直ちに選ばなくてはならない。 この選択を彼らに強いているのはイスラエルでも共和党でもない。それは、反イスラエル傾向をそれほどまでに明らかにされていなかった大統領自身である。
オバマ大統領がアメリカのユダヤ人達から寄付を請い求めるとき、我々は、イスラエルにいる我々の家族、友人、そして同国人を忘れる事無く、そして “ノー”と言って、彼らを尊敬しようではないか。今がアメリカのユダヤ人達の選択の時である。正に1938年の時と同じように(DickMorris.com, “Obama’s War on Israel,” May 23, 2011)。
私は常にディック・モリスには同意しませんが、彼はこの事に関しては正しいと思います。 全てのアメリカ人達の選択の時です、これらのユダヤ人達を絶滅しようとしているテロリストに“決して繰り返さない”と言ってイスラエルを支持する事を選ぶ時です。 決して繰り返さない! 大統領に電報を送り、ホワイトハウスに電話を入れようではないですか。彼が、自分が言った事から撤退し、私達の同盟国、そして友好国であるイスラエル国家と世界中のユダヤ人達を全面的に支持してほしい事を、伝えようではありませんか!
ネタニヤフ首相がオバマ大統領に立ち向かった事に、神に感謝しましょう。 ロスアンゼルス・タイムズ紙はこのように取り上げています、
国際テレビ放送で、アメリカ合衆国の大統領に注意を促し、ネタニヤフ首相は、交渉の原点として、1967年・・戦争以前の境界線を使うというオバマ氏の概略計画を、そのようにする事はイスラエルの安保に危険を与え、“アルカイダのパレスチナ版”と交渉するように強いるといって拒絶した。
“保たれる唯一の和平は、不動の事実による真実に基づいたことである”とネタニヤフは、厳格な思いでもってオバマに語りかけた(Los Angeles Times, Saturday, May 21, 2011, p. A1)。
すばらしい! ネタニヤフ首相に感謝します! イスラエルを断固として支持している事に感謝します! 神の祝福がありますように! あなたは私達のヒーローで友人です! 私達はあなたのために祈ります。 私達は“エルサレムのために平和を祈れ、エルサレムを愛する者は栄え”(詩篇第122篇6節)。
では、なぜ私達は、聖書を信じるクリスチャンとして、それほど断固にもイスラエル国家とユダヤ人を支持するのでしょうか? ある人は、私達が真にイスラエルを支持している理由は、私達がユダヤ人達を回心させたいが為であるというような動機があると思っています。 それは真実ではありません。 もちろん、私達はキリストの福音を全ての人達、ユダヤ人、そして異邦人達と分かち合います。
“わたしは福音を恥としない。それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である”
(ローマ人への手紙第1章16節)。
私達はキリストの福音を恥としていません。 私達は、誰でも聞きたい人とそれを分かち合います。
しかし、私達のイスラエル国家とユダヤ人達を支持する真の理由は、聖書がそうする事を私達に告げているからです。 使徒パウロは、“彼らは、・・・父祖たちのゆえに、神に愛せられる者である”(ローマ人への手紙第11章28節)と言っています。 ですから、私達は彼らがイエスを信じよと信じまいと、イスラエル国家とユダヤの人々を愛しています。 彼らがイエスを拒否していても、私達は彼らを愛し、そして彼らを支持します。 彼らは“父祖たちのゆえに、神に愛せられる者である”のです。 もしユダヤ人の祖先無しでは、誰も神を知る事はなかったでしょう。 イエス御自身が、“救はユダヤ人から来るからである”(ヨハネによる福音書第4章22節)と言っています。 ユダヤ人がいなかったならば、私達は神について知る事はなかったでしょう。 ユダヤ人達がいなかったならば、私達は聖書を持つ事がなかったでしょう。 全ての聖書の書物、旧約そして新約聖書は、ユダヤ人達の手によって書かれました。 私達の救い主イエスはユダヤ人でした。 これらが、彼らがイエスを信じようと信じまいと、私達がイスラエル国家とユダヤの人々を愛している幾つかの理由です。 神はそれが真実である事を御存知です。 “彼らは、・・・父祖たちのゆえに、神に愛せられる者である”のです。
創世記第12章1節から3節で、私達は、信仰を通して私達の祖先であるアブラハムとの神の契約を読む事が出来ます。
“時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」” (創世記第12章1-3節)。
神はアブラハムに、今私達が呼んでいるイスラエルという地に行くように言われました。 神は彼に“わたしが示す地”に行くように言われました。 神はイスラエルの地を、アブラハムとその子、イサクとヤコブに、キリストが生誕する二千年以上前に与えました。 ユダヤ人は侵入者ではありません。 その土地は彼らに属しているのです! 神が四千年前にそのように言われたのです。 そうして、神は、アブラハムを大いなる国民とし、彼の子孫を通して世界を祝福されたのです。 すでに話したように、神は、私達に聖書を与え、信仰を与え、そして救い主を与えられて祝福されたのです。 創世記第12章3節に、
“あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」”
(創世記第12章1-3節)。
神は、ユダヤ人、アブラハムの子孫を祝福する民には祝福がある、と言われました。 また、ユダヤ人をのろう民にはのろいがある、とも神は言われました。 このことは、世代世代を通して驚くほどに成就されています。 エジプトはユダヤ人をのろい、退廃しました。 バビロニアはユダヤ人をのろい、退廃しました。 同様にローマ帝国、スペイン、ロシア、そしてドイツです。 エジプト王国から近代までに、ユダヤ人をのろったすべての文明は、神にのろわれているのです。
アメリカが、多くの国家的罪を犯しているにもかかわらず、神の祝福を今までに得てきた理由の一つに、アメリカ合衆国がユダヤ人を祝福し、神が与えられたイスラエルの国土を支持してきたからです。
しかし、もしオバマ大統領がイスラエルに背を向け、彼らを裏切り、彼らの敵を支持するとしたら、何と恐ろしいのろいがアメリカに降りかかることでしょうか! ナチ・ドイツがそうであったように、古代のエジプトがそうであったように、バビロニア、ローマ帝国、スペイン、そしてロシアのように、私達は瞬時に神の裁きに会うでしょう。 神ご自身が、オバマ大統領の想いを変えられますことを、祈りましょう。 エルサレムの平和、そしてイスラエルの繁栄を祈りましょう。
私達は、イエスを信じることに弁解はしません。 彼は人類の罪のために十字架で死なれました。 彼はすべての罪から私達を清められるために、ご自身の御血を流されたのです。 彼は、私達に新生と永遠の命を与えられるために、身体ごとよみがえりました。 この説教を読んでいる方が、信仰でもってイエスに来て、いつまでも永遠に彼によって救われることを、どのように今晩祈ったらよいのでしょうか。 アーメン。
昨夜、眠りの中で、美しい夢をみた。
私は古いエルサレムの街の宮の側に立っていた。
子供達の歌い継がれた歌声を聞いた。
私は、天国からの天使の歌声かと思った。
私は、天国からの天使の歌声かと思った。
“エルサレム!エルサレム!門を開け、歌え。
最高位のホサナ、汝の王へ、ホサナ!”
そして、夢はかわり、歌声は通りから聞こえなくなった。
ホサナの歌は消え、子供達は歌わなくなった。
奇妙にも、太陽は暗くなり、月は寒々と冷たくなった。
さびしい丘の上に、十字架の影が浮かび上がった。
さびしい丘の上に、十字架の影が浮かび上がった。
“エルサレム!エルサレム!歌え!天使の歌声。
最高位のホサナ、汝の王へ、ホサナ”
夢は再び変わり、新しい地上がそこにあった。
波風の無い海の側に、聖なる街を私はみた。
神の光は通りに降り注ぎ、門は大きく開け放たれた。
入るべき者はすべて入り、誰一人して拒絶されなかった。
夜には、月も星もいらず、昼には太陽も。
それは決して消え去ることの無い、新しいエルサレム。
それは決して消え去ることの無い、新しいエルサレム。
“エルサレム!エルサレム!歌え!夜は明けた!
最高位のホサナ、とこしえに、ホサナ!”
最高位のホサナ、とこしえに、ホサナ!”
(“The Holy City” by Frederick E. Weatherly, 1848-1929).
イスラエルに対するオバマの闘争
ディック・モリス、エイリーン・マクガン 共著
2011年5月23日
http://www.dickmorris.com/blog/obamas-war-on-israel/#more-3142
イスラエル国家の存在を重要視するアメリカのユダヤ人は、これから自分を甘く見ることは出来ない。 オバマ大統領はユダヤ国家に対抗している。 彼の木曜日の演説は、パレスチナ軍の立場を明白に容認し、そしてそれはイスラエル軍に彼らの統治を譲歩する事を、強制するように意図している。
それ以外に、イスラエルが1967年の境界線に戻る事の要求、そしてこれが後の交渉への原点となる事を、我々はどうのように解釈すべきであろうか? 1967年の境界線は、12マイルの長さのイスラエルの中心地へ容易4時間で歩く事が出来、クルマで15分以内である。 ジェット機では1分で横切ることが出来る。
イスラエルを防御できない境界線へと強いる事は、解決策への前置きではない。 それは、[ヒットラーが下した]最終解決策の近代版への前置きである。すなわち、イスラエル国家とそこに住む七百万の人々の撲滅である
狭められるイスラエル国家が、分割しているチェコスロバキアがヒットラーをなだめた以上に、アラブ諸国をなだめるであろうと、誰が言い張る事が出来るであろうか?・・・ そこに住み着いていたユダヤ人達を60年以上もの間追い出した事実―彼らが受け入れる譲歩はありえない
オバマの、パレスチナの要求に対する絶対的な容認には、どんな背景があるのであろうか? イスラエルの壊滅をめざすパレスチナとハマスの合体の後、それは数週間で起こる。 これは、オバマがイスラエルに海岸から12マイルを受け入れるという実体である!
もし数ヶ月前に起こったアラブ諸国の革命が何かを主張しているとしたら、それは、パレスチナ人の窮状以上に、アラブ諸国の経済状況の困惑と彼らの独裁政権からの脱皮をアラブの人々はより心配していることに他ならない。
ユダヤ人の民主党支持者達に与えるオバマの意見の影響は重大である。彼らは率直に、また控える事無く、彼らのオバマへの支持とイスラエルを支持する事のどちらかを直ちに選ばなくてはならない。 この選択を彼らに強いているのはイスラエルでも共和党でもない。それは、反イスラエル傾向をそれほどまでに明らかにされていなかった大統領自身である
オバマ大統領がアメリカのユダヤ人達から寄付を請い求めるとき、我々は、イスラエルにいる我々の家族、友人、そして同国人を忘れる事無く、そして “ノー”と言って、彼らを尊敬しようではないか。今がアメリカのユダヤ人達の選択の時である。正に1938年の時と同じように。
(説教終了)
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クレイトン L. チャン医師による説教前の聖書の朗読: 創世記第12章1-7節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“The Holy City” (by Frederick E. Weatherly, 1848-1929).