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2010-来年には何が起こるであろうか?-新年のメッセージ R. L. ハイマーズ、Jr. 神学博士 著 2010 – WHAT WILL HAPPEN NEXT YEAR? ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて “まだ終りではない” (マタイによる福音書第24章6節)。 |
弟子達はイエスに、“あなたがまたおいでになる時や、世の終り[この時代]には、どんな前兆がありますか”(マタイによる福音書第24章3節)と尋ねました。 次の節で、このようにイエスは彼らの質問に答え始められました、
“「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない”(マタイによる福音書第24章 4-6節)。
私は、これは今日真実であることを信じます。 “まだ終りではない”。 この世の終わりの前兆はあらゆる所に見られます。 しかし、“まだ終わりではない”のです。 なぜ、神は待っていられるのでしょうか? なぜそれを遅らされているのでしょうか? その答えは14節に記されています。
“そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。 そしてそれから最後が来るのである” (マタイによる福音書第24章14節)。
マタイによる福音書第24章14節は、イスラエルに残った人達が、“彼らのあかしの言葉とによって”(ヨハネの黙示録第12章11節)、世界に福音を伝えるまで、文字通りに、また、完全に成就する事は無い事を、証明しているように思えます。 これら144,000人のユダヤ人達は、“イエスのあかしを持っている”(ヨハネの黙示録第12章17節)のです。 そして彼らは、速やかに彼らの証を世界中に宣べ伝えるでしょう! そうして、鉢の裁きとアルマゲドンでの戦いの直前に、神によって一人の御使いが送られます。
“彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて”(ヨハネの黙示録第14章6節)。
“そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである” (マタイによる福音書第24章14節)。
“そしてそれから最後が来るのである”(マタイによる福音書第24章14節)。 ですから私達は、イエスがそう話されたその時にまだ生きているのです。
“・・・ まだ終りではない”
(マタイによる福音書第24章6節)。
この世の終わりの前兆は、4節から14節にかけてキリスト御自身によって挙げられています。 しかし艱難時のユダヤ人の伝道者達、そしてヨハネの黙示録第14章6節の御使いよる福音の説教が世界中で聴かれるまで、この世の終わりは来ないでしょう。 ですから、現在の時点において、私達は、次のように言われたイエスに同意する事が出来るでしょう。
“・・・ まだ終りではない”邪悪な人達はあざけり、“主の来臨の約束はどうなったのか”(ペテロの第二の手紙第3章4節)などと言うでしょう。 彼らは、キリストの来臨の遅滞は、来臨などまったく無いことと思っているのです。 しかし、使徒ペテロは彼らにこのように答えました、
“ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである” (ペテロの第二の手紙第3章9節)。
神は、全ての人が福音を聴くように、御自身の裁きを遅らせておられるのです。 それが、イエスがこのように語られた理由なのです。
“・・・ まだ終りではない”
(マタイによる福音書第24章6節)。
それらの前兆は、“戸口まで近づいていると知りなさい”(マタイによる福音書第24章33節)。 “まだ終りではない”(マタイによる福音書第24章6節)と記しています。 ノアの時代と同じように、遅延、待ち、があるのです。
“むかしノアの箱舟が造られていた間、神が寛容をもって待っておられた・・・” (ペテロの第一の手紙第3章20節)。
神が裁きを遅らされている今の時代に、この世は、混乱に陥り、マタイによる福音書第24章4節から13節、そしてルカによる福音書第21章でキリストによって挙げられたこの世の終わりの前兆で満ちるのです。
“人々は世界に起ろうとする事を思い、恐怖と不安で気絶するであろう。もろもろの天体が揺り動かされるからである” (ルカによる福音書第21章26節)。
私の友人であるジョン・ウォードリップ牧師(Dr. John S. Waldrip)に、現在私達が直面している、四つの最も主な傾向は何であるかを尋ねました。 これらが、現在この世において、最も重要であると彼が見なす四つの事柄です。
(1) 私達の自由を取り上げ、そして、世界においてアメリカを弱く、重要性の無い国へと縮小するような、首都ワシントンでの国務レベルにおける改新主義の勢力による、国内からのアメリカの崩壊。
(3) イランに反するイスラエルと多くのアラブ諸国の同盟関係。 エジプト、サウジアラビア、イラク、そしてジョーダンの国々は、イランが核兵器を確保する時、おそらく2010年、あるいは、2011年のイランの動きを恐れている。 これらアラブ諸国の多くは、驚くことに、イスラエルを援護しているのです!
(3) 中国。 中国に関する全てが重要である。 彼らは、全てを保持している。 歴史上における最も偉大なリバイバルもまた、現在中国で見られる。 アメリカの教会が閉ざされ、停滞し、また、悪魔による誤った“新興”教会へと陥っている反面、中国では、何百万もの人々がキリストへの回心を体験している。
(4) 2010年の秋の選挙から起こる保守主義の再起。
ウォードリップ牧師による、これら四つの事柄は、単に非常な興味をそそるだけではなく、おそらく来年に起こるであろう出来事において重要な地位を占めるでしょう。
多くの予言による前兆が見られるけれども、この世の世の終わり、そしてキリストの来臨以前に、神は更に多くの人々が回心するのを待っておられるように思われます。 イエスは言われました、
“そのように、すべてこれらのことを見たならば、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい” (マタイによる福音書第24章33節)。
しかし私達は、この世の状況に恐れ、ダチョウのように、頭を砂の中に埋めるような事をしてはなりません。 イエスは、このように語られました、
“これらの事が起りはじめたら、身を起し頭をもたげなさい。あなたがたの救が近づいているのだから」” (ルカによる福音書第21章28節)。
2010年は、すぐそこに近づいています。 今が、全世界のクリスチャン達が、キリストの偉大な使命を真剣に受け止める時なのです。
“イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」” (マタイによる福音書第28章18-20節)。
イエスは、“見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」”(マタイによる福音書第28章 18-20節)と言われました。 私達が、“全ての国民を弟子として”という使命に従うならば、イエスは、私達と共におられる事を約束されました。 私達は、多くの新福音主義者間の冷淡さや無関心さ故に、私達自身の不信者達への伝道を止めさせてはなりません。 彼らは、偉大な使命を無視しているかもしれませんが、私達は決してそれを忘れてはなりません! 立ってソング・シートの三番を歌って下さい!
今、スローガンを私達に、 興奮させるような言葉、パワーの言葉
征服か、死か、を問う燃え立つ雄たけび。
教会を眠りから覚ます言葉、主の強い依頼に注意を傾け、
命令は発し、汝らの司令官は立ち上がり、私達のスローガンは、伝道!
イエスの名において、地をあまねき、今伝道は宣言される。
この言葉は、空中に響き渡る:伝道! 伝道!
死にていの人々に、浮沈の人種に、福音の恵みの贈り物を知らせ
暗黒の中にある世に、伝道! 伝道!
(“Evangelize! Evangelize!” by Dr. Oswald J. Smith, 1889-1986;
altered by Dr. Hymers; to the tune of “And Can It Be?”
by Charles Wesley, 1707-1788)
“暗黒の中にある世に、伝道!伝道!” これが、キリストが私達に向けて告げられたことです、“暗黒の中にある世に、伝道!伝道!”
“『道やかきねのあたりに出て行って、この家がいっぱいになるように、人々を無理やりにひっぱってきなさい”(ルカによる福音書第14章23節)。
私達の全力を尽くして、そのように行いましょう! 2010年には、私達の思いを常に集中させ伝道に励みましょう! “暗黒の中にある世に、伝道!伝道!” 伝道に出て行くだけではなく、私達の親戚や友人を教会へ呼び、福音を聴かせるように全力を尽くしましょう! そうしなさい―キリストは、“世の終りまで”(マタイによる福音書第28章18-20節)あなたがたと共におられるのです。
次に、2010年には、更に祈りに専念しましょう! イエスは、“また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた”(ルカによる福音書第18章1節)。 祈りを通して、神に叫び求めしましょう。 “日夜・・・長い間そのままにしておかれることがあろうか”(ルカによる福音書 第18章7節)。 日々の祈りを欠かさないようにしましょう! 教会での祈祷会も欠かす事の無いように気をつけましょう! そして、祈りと断食を優先しましょう。 中国におけるリバイバルの秘訣は、神が彼らの教会で働かれるように、多くのクリスチャン達が祈りと共に、断食に専念している事です。 彼らの模範に従いましょう! 来年は、断食と祈りを私達の生活の中で重んじましょう! 2010年には、回心の為に毎週断食を共にしましょう! 使徒ヤコブは、このように告げています、
“義人の祈は、大いに力があり、効果のあるものである”(ヤコブの手紙第5章16節)。
“我に祈りを教えたまえ”、を歌いなさい!
主よ、我に祈りを教えたまえ、
我に 祈りを教えたまえ
これは我のこころの嘆き、
日々において
我は汝の意思と道を請い
主よ、我に祈りを教えたまえ、
我に 祈りを教えたまえ
(“Teach Me to Pray” by Albert S. Reitz, 1879-1966).
三番目に、2010年には、自分自身の十字架を背負い、キリストに従いなさい! イエスは言われました、
“それからイエスは弟子たちに言われた、「だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい” (マタイによる福音書第16章24節)。
来るべき年には、困難と問題があることは知っています。 しかし、キリストは、自分を捨てなさい、と私達に言われました。 たとえどんなに困難なことが待ち受けていようと、彼が言われた次の言葉を覚えていましょう、
“また自分の十字架をとってわたしに従ってこない者はわたしにふさわしくない” (マタイのよる福音書第10章38節)。
あなたのこころは元にあと戻りしているのですか? あなたは祈祷会と伝道をサボっていませんか? 祈りと断食をするときに、頑なになっていませんか? 自分を捨てることに再度集中する時ではないですか? そして、キリストに従うためにあなたの十字架を新たに持つ時ではありませんか? ソング・シートの第二番目にある、“十字架をイエスより”を歌いなさい!
十字架をイエスより
うけたるわれは
いまよりすべてを
すててしたがわん
たからも めいよも
あくたのごとし
のぞみをかなたに
つなぐわれには
(“十字架をイエスより/Jesus, I My Cross Have Taken”
by Henry F. Lyte, 1793-1847).
“十字架のかげに”を歌いなさい!
おらせ たまえ
このみを 主よ
十字架のかげに
とこしえまで
(“十字架のかげに/Near the Cross”by Fanny J. Crosby, 1820-1915).
最後に、もしあなたはまだ回心していないのであれば、2010年はあなたにとって、自分のたましいの救いについて深く考える時であるべきです。 私達のテキストは、“まだ終わりではない”と言っています。 しかし、その句節は、世の終わりである、今のときについて語っているのを知ります。 それは、あなたの人生のことについて語っているのではありません。 あなたの人生は、まさに今年中に終焉を迎えるかもしれないのです。 死は突然、予期せずにあなたに臨むかもしれないのです! あなたがフリーウェイーを運転している最中に、もしくは通りを歩いているときに、いつ何時にでも死は訪れるのです! 聖書はこう語っています、
“そして、一度だけ死ぬことと・・・人間に定まっている”(ヘブル人への手紙第9章27節)。
神は、あなたの死ぬ日とその時間を定めています。 あなたが年老いていようが若かろうが、あなたの死ぬその日は2010年に来るかもしれないのです。 あなたはその準備が出来ていますか?
あなた方の多くは、一、二週間前は学校の最終試験の準備のために勉強に励んだことでしょう。 私はあなたに、少なくともそれと同じほどの、あるいは、それ以上の努力を、死のゆえに神と向き合う人生最後の試験の準備のために費やしなさい、と言っているのです。 あなたはその準備が出来ていますか? 2010年にもし死があなたに臨むならば、あなたはその準備が出来ていますか? イエスはこのように語られました、
“狭い戸口からはいるように努めなさい”
(ルカによる福音書第13章24節)。
キリストはあなたに、罪の悟りに“努めて”“闘う”ように入りなさいと話しているのです。 そして、真の回心の内に彼に来なさいと話しているのです。 あなたが努めてキリストにはいり、来るべき年に回心する、それが私の祈りです。 もし死が、あなたが回心する前にあなたに臨むならば、あなたは永遠に失われるのです。 “その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり、そして・・・昼も夜も休みが得られない”(ヨハネの黙示録第14章11節)。 イエスは言われました、
“信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる” (マルコによる福音書第16章16節)。
あなたが、彼をつましく信じますように! あなたが、こころを尽くして彼に来ますように! あなたが、彼にあって永遠に安全でありますように – そうであれば、あなたは彼と共に永遠に一緒にいることが出来るのです! アーメン! 賛美歌シートの最後の歌を歌いなさい。 起立しその歌を歌ってください!
束縛、悲しみ、そして暗闇から、我は来ます、主よ、我は来ます。
汝の自由、歓喜、そして光へ、イエスよ、我は汝に来ます。
我が病から汝の健全さへ、我が欲から汝の富へ
我が罪から汝の懐へ、イエスよ、我は汝に来ます。
(“Jesus, I Come” by William T. Sleeper, 1819-1904).
(説教終了)
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クレイトン L. チャン医師による、説教前の朗読:マタイによる福音書第24章3-14節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“In Times Like These” (by Ruth Caye Jones, 1944).