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聖書の予言にある中国 R. L. ハイマーズ、Jr. 神学博士 著 CHINA IN BIBLE PROPHECY ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて “見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る。” (イザヤ書第49章12節) |
この聖句に関して、エドワード・ヤング博士は次のように語っています、
それゆえ、この聖句の最初と最後の箇所は、非常な距離の意を表し、一方、二つの中間の箇所は、特定の方向を指している。 スエネの地の場所を確認する試みにおいて、我々は、パレスチナから遠くの場所を追求しなければならない。 古代の判断は、それを中国と[判断している](Edward J. Young, Ph.D., The Book of Isaiah, William B. Eerdmans Publishing Company, 1972, volume 3, p. 282)。
ストロング注解書(Strong’s Exhaustive Concordance #5515, p. 82)によると、“スエネ”という言葉は、“スエネの複数形、遠く離れた東洋の地域”という意味です。 ブラウン、ドリバー、ブリッグズ(Brown, Driver and Briggs)は、“スエネ”を“中国南方の定住者達”と同一視しています(イザヤ書第49章12節の注解)。 ハインリック・ゲセニウス(Heinrich Gesenius, 1786-1842)によるヘブライ語辞典(Hebrew-Chaldee Lexicon, 1821)には、このように書かれています、
その文脈は、これが[ユダから]遠方の土地で無ければならない事が要求される・・・私は、それが中国人であるセレス人の地、シネンセスであると理解する;この非常に古代の、そして有名な国は、アラビア人そしてシリア人達によって知られていた・・・そして、バビロンに住むヘブライ人の著者達によって知られていたのかもしれない・・・アジアの他の国々によって、どの時代にこの名前が中国に付けられていたのか、そしてその起源が何であるか等は、明白にされていない(Gesenius, Hebrew-Chaldee Lexicon, Baker Book House, 1990 reprint, pp. 584-585)。
ギル博士(Dr. John Gill, 1697-1771)は、へブライ人の学者マナッセ・ベン・イスラエル(Manasseh ben Israel, 1604-1657)は、エジプト人の自然科学者でありまた地理学者である、トレミー(Ptolemy, c. 90-168 AD)と同様、スエネを中国と確認したと指摘しています。 英語の聖書(ニュー・インターナショナル・バージョン)の補足説明で知られる何人かの現代の学者達は、死海写本(文書)の“解説”によって勘違いして理解しているように思われます。 しかし古代の読み方が記されているマソラ本文(へブライ語による旧約聖書)は、確かに“スエネ(Sinim)”という言葉が載せられています。 マソラ本文の古代の読み方が正解であり、それが中国である事の確実性を指摘しています。 これが、“スエネ”は、中国を示していると指摘しているドイツの学者、カイル(C. F. Keil)とフランツ・デリシュ(Franz Delitzsch)の見解でもあります(C. F. Keil and F. Delitzsch, Commentary on the Old Testament, William B. Eerdmans Publishing Company, 1973 reprint, volume VII, pp. 266-268)。 ハドソン・テイラーもこの見解を支持しています。
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る”(イザヤ書第49章12節)。
なぜ、今日その事が重要なのでしょうか? なぜ、中国を示す古代の語がイザヤ書の予言で現れている事を、私達は考慮しなければならないのでしょうか? 私はここで聖書からの三つの理由を挙げます。
I. 最初に、中国人はイスラエルの救い主を受けいるであろう。
起立してイザヤ書第49章6節を開いて、読み上げてください。
“主は言われる、「あなたがわがしもべとなって、ヤコブのもろもろの部族をおこし、イスラエルのうちの残った者を帰らせることは、いとも軽い事である。わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」と”(イザヤ書第49章6節)。
着席してください。
これは、“イスラエルのあがない主「神」、イスラエルの聖者なる主”[救い主なるイエス](イザヤ書第49章7節)を表しています。 父なる神、そして、神の御子イエスは、“もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」と”(イザヤ書第49章6節)。
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る” (イザヤ書第49章12節)。
エドワード・ヤング博士は、“[これは]肉に従って、イスラエル人である人達だけではなく、神が永遠の命を与えられた全ての人達を表している”と言っています。 イザヤ書第60章3節を開いて下さい。 立って声を上げてそれを朗読して下さい。
“もろもろの国は、あなたの光に来、もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る”(イザヤ書第60章3節)。
では、第5節を声を上げて読んで下さい。
“その時あなたは見て、喜びに輝き、あなたの心はどよめき、かつ喜ぶ。海の富が移ってあなたに来、もろもろの国の宝が、あなたに来るからである” (イザヤ書第60章5節)。
着席して下さい。
“もろもろの国は、あなたの光に来”、“もろもろの国の宝が、あなたに来るからである”。
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る”(イザヤ書第49章12節)。
II. 次に、中国人は東から来て、キリストの御国で宴会の席に着くであろう。
ルカによる福音書第13章29節を開いて、朗読して下さい。
“それから人々が、東から西から、また南から北からきて、神の国で宴会の席につくであろう”(ルカによる福音書第13章29節)。
ここでキリストは明白に、“東から・・・きて”と告げています。 ジョン・マッカーサー博士は、キリストの御血に関しては誤っていますが、この聖句に関しては、正当です。
この地上の四方からの人々を含む事によって、イエスは異邦人達も[神の御国]に招待される事を明白にしている(John MacArthur, D.D., The MacArthur Study Bible, World Bibles, 1997 edition, p. 1542; note on Luke 13:29)。
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る” (イザヤ書第49章12節)。
III. 最後に、中国人は終わりの時にキリストに来るであろう。
ルカによる福音書第13章30節は、そのように解釈されるべきだと私は信じます。 第30節を声を上げて読んでください、
“こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある” (ルカによる福音書第13章30節)。
この節の最後の、“先のものであとになるものもある”という部分に注意してください。 第29節で、“最初”の人々は誰でしょうか? “東から”くる人達です。 ですので、第30節の終わりの部分は、この時代の終焉時には、中国人や他の極東からの人々が最後にキリストにくることを言っていると、私は信じます。
今日の世界情勢をみると、これは真実を語っていないでしょうか?
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る” (イザヤ書第49章12節)。
スエネ「中国」の人々はいつキリストの御国に流れ始めたのでしょうか? 1949年に西洋諸国からの宣教師達が、共産主義者によって国外追放を受けるまでは起こりませんでした。 西洋諸国からの宣教師が中国を発った時には、その国には中国人のクリスチャンは百万人だけでした。 今日では、中国には七千から九千万人のクリスチャンがいると推定されています。 タイム誌(Time magazine)の前北京支局長であった、デービット・アイクマンは、次のように書いています、
中国はキリスト教国になる過渡期にある・・・二十年以内に人口の三割の人々がクリスチャンになる可能性がある・・・その数字だけでなく、キリスト教にとって、その重大さの知的中心地と考える価値はある。 すなわち、そのまま中国のキリスト教化が進み、中国が地球上で超大国になるに及んで、世界のキリスト教化の中心は、ヨーロッパや北米から中国に移るであろ(David Aikman, Jesus in Beijing, Regnery Publishing, Inc., 2003, pages 285, 291)。
統計学者であるケーガン博士は、中国では毎時間七百人の人が回心し、それは一日24時間、一週7日起こっていると推定しています。 これはイザヤの予言の成就だと私は確信しています。
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る” (イザヤ書第49章12節)。
私は、これは今正に中華人民共和国で起こっている偉大なリバイバルの聖書の予言であると固く信じています。 それであるため、あなたがキリストに来るように私が急き立てている理由なのです! 彼は全人類の救い主です! バプテスマのヨハネは、やって来るイエスを見て次のように言いました、
“見よ、世の罪を取り除く神の小羊”
(ヨハネによる福音書第1章29節)。
あなたが中国人であろうと、他の人種であろうと、イエスは十字架で亡くなられました―あなたの罪の罰を贖うためです。 信仰でもってキリストに来なさい、そして彼の御血でもってあなたの罪を洗い清めてもらいなさい。 あなたは罪、地獄、そして墓場から救われるでしょう!
“見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る” (イザヤ書第49章12節)。
あなたは“イエス”に来て救われる人々の一人であるように! ジョン・ライス博士は、次のような美しい賛美歌を書きました、
我々には、すべてを凌駕する愛の話がある、
罪人がどのようにゆるされるかを、我々は話そう。
イエスが受けられた艱難のために自由となるゆるし、
カルヴァリの木の上での贖罪。
あぁ、慈悲が流れでる泉、
十字架で死なれた我々の救い主から流れ出る、
我々を贖うために流された尊い御血、
我々の罪のための恵みとゆるし。
(“Oh, What a Fountain!” by Dr. John R. Rice, 1895-1980).
起立して“ほふられたまいし”を歌いましょう! ソングシートの第7番です。
ほふられ たまいし
かみの こひつじよ
みこえに したがい
われゆく ただちに
(“ほふられたまいし”by Charlotte Elliott, 1789-1871).
(説教終了)
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クレイトン L. チャン医師による、説教前の朗読。イザヤ書第60章1-5節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Oh, What a Fountain!” (by Dr. John R. Rice, 1895-1980).
要 綱 聖書の予言にある中国 R. L. ハイマーズ、Jr. 神学博士 著 “見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る。” (イザヤ書第49章12節) I. 最初に、中国人はイスラエルの救い主を受けいれるであろう。 II. 次に、中国人は東から来て、キリストの御国で宴会の席に着くで III. 最後に、中国人は終わりの時にキリストに来るであろう。 |