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第四番目の転換、そしてイエス・キリストの来臨 R. L. ハイマース、Jr. 神学博士 著 THE FOURTH TURNING AND THE SECOND COMING ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて “またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」”(マタイによる福音書 24章3節)。 |
マタイによる福音書第24章3節を開いて下さい。弟子達はイエスに“世の終りには、どんな前兆がありますか”(マタイによる福音書 24章3節)と尋ねました。 するとイエスは、この終わりの時に関連した予言を彼らに示されました。 マタイによる福音書第24章の七つの節を読んで下さい。 これらの節で、キリストは彼らの質問に答えられました。 “あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか”。起立して第8節から14節まで読み上げましょう。
“しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである”(マタイによる福音書第8節-14節)。
着席してください。
古き時代の聖書の教師であった、デハーン博士(Dr. M. R. DeHaan)は、彼の偉大な書物、Signs of the Times (Kregel Publications, 1996 edition, p. 53) の中で、“マタイによる福音書第24章の最初の14節で[キリストは]、それらが起こる時の明白なしるしを示され、キリストの来臨の近づきとこの世の終わりを立証すると、キリストは言われている・・・”。 今晩、私はその中から二つのしるしについて話します、なぜなら、私達が予期するこの世の最後、そしてキリストの来臨が近づいている時代に、私達は現在生きていると、私は確信しているからです。
I. 最初に、世界中にあまねくクリスチャンへの迫害のしるし。
弟子達はイエスにこのように尋ねました、
“世の終りには、どんな前兆がありますか”
(マタイによる福音書第24章3節)。
イエスは、いくつかのしるしを示され、このように述べられました、
“しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう”
(マタイによる福音書第24章8-9節)。
今晩、世界中のクリスチャン達は、空前のない率で迫害を受けています。 今までの全世紀に起こった迫害を合わせた数以上の迫害が、20世紀に起こっており、多くのクリスチャン達が、単にクリスチャンであるがゆえに殺害されています。中国、アフリカ、アラブ語諸国圏、キューバ、中米、東南アジア、北朝鮮、その他多くの国々でそれは起こっています。
中国から渡米したある一人の青年は、中国のクリスチャン達が迫害されていると私が述べた事に対して、非常に立腹しました。 彼は、“私はそのような事を聞いた事がない”と言いました。 私は“あなたが聞いた事がないのも当然です。 そのような事は、公に共産主義者に左右されている中国の新聞社や学校なのでは記録されていないのです。 彼らはそれを隠しており報道しないからです”と答えました。 私は Voice of the Martyrs(殉教者の声)によって出版されている、共産党中国政府による教会の迫害について書かれた一冊の本を彼に与え、またそのウェブ・サイトwww.persecution.com の報道を読むように勧めました。
タイム・マガジンの前北京報道局長デイビッド・アイクマン氏は、彼の有名な本Jesus in Beijingの中でこのように書いています。
[中国の中部で]警察官は、多くの[クリスチャンを]逮捕するため、彼らを急襲し、殴り、そして拷問を与えている。 2001年における急襲では、南中国の教会の指導者ゴン・シェンリアン(Gong Shengliang)は、捕らわれ、打たれ、拷問にかけられ・・・そして死を宣告された。 2001年9月に刑務所で、ひとりの女性、グゥ・シェグイ(Gu Xuegui)は、死に至るまでの拷問を受けた。他の多くの女性達は刑務所で、ジアン・バングと呼ばれる中国で創案された下等な“電動棒”を使い拷問を受けた。[その“電動棒”]は中国で・・・大規模に使われている。 [それは]、とてつもない痛みを与えるのに十分な高圧電流による衝撃を加える事が出来る。 南中国の、捕らわれ、打たれ、そして、拷問を受けた教会員達との面会の後に、ニューヨーク・タイムズのニコラス・クリストフ(Nicholas Kristoff)報道記者は、どのように“尋問者達が、男性捕虜者達の指を踏みつけ、若い女性達は服を脱がされ、彼らに乱暴を与えたか”を報道している。それらの拷問を耐え抜いて来た女性達の話によると、その虐待は、“電動棒”でもって彼らの胸や、[他の]器官などへも使われていた(David Aikman, Jesus in Beijing, Regnery Publishing, 2003, p. 239)。
単に彼らが真のクリスチャンであるがゆえに、それらの中国の男性達そして女性達は拷問を受け、彼らの多くは虐殺されました。 アイクマン氏は続けてこのように伝えています、
2003年の春、中国の警察官達がクリスチャン達に拷問を加えている様子を写している、いくつかの驚かされる写真が全て名前付でインターネットに現れた。 恐ろしいほどの一枚の写真は、カイ・シアンドン(Cai Xiangdong)と言う40歳あまりのクリスチャンを床に貼り付け、チャンシー(Xie)という警察官が、喉から彼の腹に水を流しているのを現している。この拷問は時に、“中国の水拷問”と呼ばれている(同著229ページ)。
私は、ベトナム、インドネシア、イラン、エチオピア、キューバ、そしてその他の世界諸国で迫害を受けているクリスチャン達の例をいくつも挙げる事が出来ます。 しかし、イエスが言われた事を思い出してください、
“あなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう”(マタイによる福音書第24章9節)。
私は、近い将来、クリスチャンへの迫害がヨーロッパやアメリカでも生じるであろうと確信しています。
社会学者、二ール・ストラス(Neil Strauss)とウィリアム・ホウ(William Howe)は、彼らの書籍、The Fourth Turning (Broadway Books, 1997)の中で、アメリカの歴史において、革命戦争時、市民戦争時、そして1930年代と1940年初期の頃に三つの大きな“転換”があったと書いています。 また、彼らは21世紀の最初の十年間に、“四番目の転換”があるであろうと、1997年に予期しています。
私達が、現在、オバマ大統領の任期期間に“四番目の転換”を体験するであろうと、私は確信しています。 先の選挙で、セラ・ペイリンは、福音主義派のクリスチャンであるが為に、視聴率の高い時間帯のテレビニュースで毎晩のように非難されました。 次から次へとニュースの話題は、福音主義派だけでなくカトリック教会に対しても、私達の社会の大部分に渡り、キリスト教一般に対する嫌悪感の上昇を思わすような事を示しています。 その傾向は、どこへ先導されて行くのでしょうか? 確かな事は言えませんが、アメリカの教会そして信者達が、何年か後には苦しい時期を迎える事は明白です。 この世の最後が近づくにつれて、アメリカやヨーロッパでは、単にクリスチャンであるがゆえに、クリスチャンを非難する事が、ますます通俗的になってきます。
何故それが真実であるかを示す一つの例を与えましょう。 私の49年に渡る友人であるウィルカーソンさん(Mr. Wilkerson)は、今晩私達と一緒にここに来ています。 彼は70年代に学校の先生であった方で、今では引退しています。 一年程前に、彼は國際ギデオン協会(Gideons International)の勧めで、公立学校の前にある通りで聖書を配布していました。 そこの警備員は、彼のその行為に対して“つまらないことをするな”と怒鳴りました。 数分後、一人の女性が学校から出てきて、“子供達に聖書を配る権利はあなたにはない”と彼に言いました。 彼女は、声を荒挙げ、ウィルカーソンさんをバス停まで怒鳴り散らしたのです。 彼女は、“クリスチャンが何を言おうと、私は注意を払わない。 あなたには聖書を配る権利などはない”と彼に言ったのです。 ウィルカーソンさんは、彼女の怒声と警備員の態度に非常にショックを受た、と言いました。 21世紀よ、ようこそ! “四番目の転換”よ、ようこそ!
私は、私達の国でクリスチャンに対する迫害の暗黒の兆しが広がっている中、そのような出来事は近い将来多繁に起こると信じています!
“またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう”(マタイによる福音書第24章8-9節)。
しかし、イエスは、聖書のこの同じ句節の中で、もうひとつの“しるし”を与えられました。
II. 次に、福音の世界中への広がりのしるし。
第14節で、イエスはこの注目すべきしるしを与えられました。 クリスチャンが“すべての民に憎まれるであろう”(マタイによる福音書第24章9節)その時と全く同じ時に、
“そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである”(マタイによる福音書第24章14節)。
これは、文字通り今夜起こっているのです! インターネットの普及でもって、第三諸国では想像を絶するリバイバルが起こっており、イエス・キリストの福音は、最初の世紀に起こったように、広まっているのです! 中国だけを見ても、米国聖書協会(American Bible Society)のたいへん保守的に見積もった最近の数字では、中国では毎日16,500人の新しいクリスチャンが誕生しているということです。 その数字は、毎時間700人ほどの人達がキリストに回心していることになります。 それが、米国聖書協会が中国で今起こっている事の報道です!(R. Lamar West, president, American Bible Society, mailing, April, 2009) 。 この様なリバイバルは、今日数百万人に上る人達をイエス・キリストの腕の中に導いているのです。 これは、世界史の中で最もドラマチックな時にしています!
弟子達がイエスに尋ねた質問を思い出して下さい、
“あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか”(マタイによる福音書第24章3節)。
キリスト教を敵対する俗世間も、世界が終わりに近づいていることは信じています。 彼らはいつもその話題を取り上げています。 今日、地球温暖化が問題にされているのはそのためです。 彼らは、私達の地球が破滅に向かっているのを知っているのです。 しかし、彼らには真の希望がありません。
しかし、私達クリスチャンは希望をもっています、なぜなら、地上に彼の御国を建てられるためにイエス・キリストが戻られることを示す、彼の再臨のしるしを私達は知っているからです。
“そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう”(マタイによる福音書第24章30節)。
私達は、聖晩餐式をこれから執り行います。 聖晩餐式についての使徒パウロのすばらしい句節の中で彼はこのように言っています、
“だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである”(コリント人への第一の手紙第11章26節)。
キリストはあなたの罪の罰を贖うために十字架で亡くなりました。 彼の死体は墓に納められました、“そこで、彼らは行って石に封印をし、番人を置いて墓の番をさせた”(マタイによる福音書第27章66節)。 しかし、キリストは死の鎖を断ち切り、復活祭の朝に墓からよみがえりました。 彼は、神の右座へと天に上げられました。 地上に彼の御国を建てられるため再びやって来ます。 私達は生きているキリストに仕えているのです! それが、復活祭のすべてなのです! 信仰でもってキリストに来なさい、そうすれば、彼はあなたの罪をゆるし、あなたは生まれかわるのです! 彼は生きているキリストで、あなたを救うことの出来る万能のキリストなのです! 福音伝道者のポール・レイダーが、彼の歌のひとつ の中で語っているように、
彼が墓から出てきた後、マリアはイエスを見て、“先生!”と叫んだ。
閉められた小さな部屋に入られ、突然、イエスはその真ん中に立たれた。
死んだ彼が再び生きかえられた!死んだ彼が再び生きかえられた!
強靭な、冷たい、死の魔手を破り、死んだ彼が再び生きかえられた!
ペテロは海岸でイエスを見て、海際で彼と食を共にした。
イエスは一度死んだ唇でもってペテロに、汝は我を愛するか?と尋ねた。
死んだ彼が再び生きかえられた!死んだ彼が再び生きかえられた!
強靭な、冷たい、死の魔手を破り、死んだ彼が再び生きかえられた!
トマスは部屋でイエスを見て、我が先生、我が主よと彼を呼んだ。
釘と剣でできた穴に自分の指を刺し通した。
死んだ彼が再び生きかえられた!死んだ彼が再び生きかえられた!
強靭な、冷たい、死の魔手を破り、死んだ彼が再び生きかえられた!
(“Alive Again” by Paul Rader, 1878-1938).
(説教終了)
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ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:
“Alive Again” (by Paul Rader, 1878-1938).
要 綱 第四番目の転換、そしてイエス・キリストの来臨 R. L. ハイマース、Jr. 神学博士 著 “またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」”(マタイによる福音書 24章3節)。 (マタイによる福音書 24章8-14節) I. 最初に、世界中にあまねくクリスチャンへの迫害のしるし。 II. 次に、福音の世界中への広がりのしるし。 |