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中国での感謝祭 R. L. ハイマース、 Jr. 神学博士 著 THANKSGIVING IN CHINA ロスアンゼルスのバプテストタバナクル教会にて A sermon preached at the Baptist Tabernacle of Los Angeles “イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。 ほかの九人は、どこにいるのか。 神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。 それから、その人に言われた、「立って行きなさい。 あなたの信仰があなたを救ったのだ」”(ルカによる福音書第17章17-19節)。 |
この説教の題名は“中国での感謝祭”です。 それは、不似合いで、矛盾した言葉のように聞こえるでしょう。 なぜなら、感謝祭はアメリカの休日だからです。 この国の裏側で、共産主義の独裁政権の下で屈服している哀れな貧困状態の中で生きている人々と、それがどのように関連させられるでしょうか? とはいえ、この話の要点、その真の核心と意味は、私達が今年の感謝祭の日に、中国とアメリカを比べる時、明確に見えてくると思います。 その話は純然たる事です。 キリストがサマリヤとガラリアの間を通っておられた時に、彼は十人のらい病人達に出くわされました。 これらの内、九人はユダヤ人で、一人はサマリヤ人でした。 サマリヤ人達は神を拝した異人種間の人達でしたが、ユダヤの国の一部ではなかったのです。 あなた達はサマリヤの女性がキリストにこのように言った事を思い出すでしょう、
“「あなたはユダヤ人でありながら、どうしてサマリヤの女のわたしに、飲ませてくれとおっしゃるのですか。」 これは、ユダヤ人はサマリヤ人と交際していなかったからである”(ヨハネによる福音書第4章9節)。
私達が、キリストがらい病人達を癒されたこの話を考慮する際、“ユダヤ人はサマリヤ人と交際していなかった”という事を記憶にとどめておく事は大切な事です。 “彼は、エルサレムの祭司のところへ自分たちを見せに行く途中の九人のらい病人達を癒された”。
“そのうちのひとりは、自分がいやされたことを知り、大声で神をほめたたえながら帰ってきて、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。 これはサマリヤ人であった”(ルカによる福音書第17章15-16節)。
私は、今日アメリカと中国で、私達はこの出来事の本質が繰り返されているのを見ていると信じます。 アメリカはキリストによって計り知れないほど祝福されています、しかし、アメリカの大部分はキリストの為に時間は無く、キリストへの真の感謝も心に抱いておらず、お祭り気分で続いています。 しかし中国は違います! 中国は救い主に振り向き、彼に感謝をささげているのです! 中国は、キリストの時代の貧困なサマリヤ人の様です。 そうして、それは中国では真の感謝祭ですが、アメリカではもう一つの大食いの食事、ただそれだけなのです! それが、今朝のルカによる福音書第17章からのこれらの言葉の応用です。
I. 最初に、アメリカは神の祝福を当然の権利のように思っている。
私はアルヴィン・J・シュミッツ博士(Dr. Alvin J. Schmidt)のUnder the Influence: How Christianity Transformed Civilization (Zondervan, 2001) と題された本を読みました。 その本は西洋文化に対するキリスト教の影響について書かれています。 人間生活の神聖な義務の章は、非常に意味深いです。 それは、新生児殺し(不必要な子供達を殺すこと)、児童放棄、中絶、自殺、そして火葬は、異教徒のローマ人によってすべて実施されたことを説明しています。 キリスト教はそれら全てを廃止しました。
人間生活の神聖な義務に関するクリスチャンの側からの見方は、今日では近代の異教徒主義によって食指されているだけですが、直接私達の文化をたたえています。 なぜ病院があるのでしょうか? キリスト教のおかげです。 なぜ奴隷がいなくなったのでしょうか? キリスト教のおかげです。 なぜ私達は万民のための自由と正義を信じるのでしょうか? キリスト教のおかげです。 なぜ女性は尊厳をもって取り扱われるのでしょうか? キリスト教のおかげです。 私達の教育制度はどこから来たのでしょうか? そうです―キリスト教からなのです! さて、あなた方は大学の教室ではそれを聞かないでしょうが、歴史的に見て、それは真実なのです。 アルヴィン・J・シュミッツ博士の本、Under the Influence: How Christianity Transformed Civilization (Zondervan, 2001) を買って読んでみなさい。 それは、私達のブックストアーで購入できます。 アルヴィン・J・シュミッツ博士は、イリノイ大学の社会学の教授で1999年に退職されました。
このことを考えてみてください。 あなたでしたら、どこに住んでみたいですか―インドですか、アフリカですか、中国ですか、それともアメリカですか? ほとんど全ての人は、アメリカ合衆国と答えるでしょう。 しかし、多くの人達は、アメリカをそのような住んでみたいところににしているのが、実はキリスト教の数世紀にわたる影響であることを理解しないのです。 私は決して、今日たいへん多くのアメリカ人が真のクリスチャンだと言っているのではありません、しかし、私達の文化は数世紀にわたるキリスト教の恩恵を受けていることを言っているのです。
シュミッツ博士は、捨てられた赤ん坊、病人、貧困者を面倒見る、そして時代遅れの名残りのギリシャ・ローマ文化の非人情的な事に対峙しているクリスチャンを指摘しています。 彼は、キリスト教の4世紀における病院の設立、そして私達の文化を、今日のインドのような野蛮で残酷な国と違い、安全な居心地の良いものにした、孤児院と慈善事業団の開始を説明しています。 シュミッツ博士はまた、大学とより高度な教育システムの考えは、キリスト教から来ていることを指摘しています。 私達が今住んでいるこのアメリカ合衆国は、迫害されることなく、キリスト教の信仰を実践するためにここに来た、聖書を信じるクリスチャンによって設立されたのです。
しかし、アメリカと一般的な西洋諸国は、彼らを癒されたキリストに感謝をすることもなく、自分の道を帰っていった九人のらい病者と同じようなものです。 そうです、ヨーロッパならびにアメリカの文化は、数世紀にわたって人類を恐れさせてきた伝染病の病気を癒してきました。 それが、人々がまだ大勢でアメリカに来る理由です。 あなた方は、パキスタンやインド、あるいはアラブの国に移住しようと試みる人を見たことが無いでしょう! いや、だれもいないのです! 皆ここに来たいのです―なぜなら、私達はキリスト教の基による我々の文化でもって祝福されているからです。
しかし、アメリカはキリストに背を向けました。 私達は、癒された九人のらい病人以上には、感謝をしていないのです。 そして私達は、キリストに真の感謝を持つこともなく歩き去ったのです。
今日、74パーセントのアメリカ人は“イエス・キリストへ忠誠をしている”と言っていますが、ばかげたことです! 新しい調査では、南部に住むバプテストは、結婚した後いずれは離婚をするグループだそうです。 “全国で、すべての大人なのバプテストの内29パーセントは離婚しています” (Barna Research Group, March 2000) 。 驚くべきことは、俗に言う“再生した”クリスチャンが、ユダヤ人、カトリック教徒、あるいは他のグループに比べて、はるかに高い離婚率のグループだと言うことです。 これは何を表しているのでしょうか? それはアメリカのキリスト教は混乱していることを表しているのです―それがこれが意味することなのです!
つい数年前にビリー・グラハム(Billy Graham)は このように言いました、
西洋の道徳の忌々しさは、広く放たれたようにみえる。 テレビや映画、そして彼らが読む書物は、ソドムやゴモラを恥じ入りさせるであろう(prayer letter, January, 1998)。
では、アメリカの教会はどうなのでしょうか? 1590万の南部バプテストの内、1070万人は日曜の朝の礼拝さえも来ません。 そうです―自分自身を南部バプテストと称している内の、三分の二の人達は決して教会にも来ないのです! すべての南部バプテストの半分以上の人達は、去年一年で1ドルも献金していないのです。 そうです―一年に1ドル以下です。
アメリカのキリスト教福音伝道主義はばかげています。 それは社会に何ら影響を与えません。 福音伝道主義クリスチャンは、祈りをしないし、伝道にも行かず、献金もしない、そして、毎週日曜日の朝と夜の礼拝に出ることもなく、教会に対して献身ではないのです。 これらアメリカの“クリスチャン”に何がよいのでしょうか? 私は、彼らには何らよいところがない、と言います!
“あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、なんの不自由もないと言っているが、実は、あなた自身がみじめな者、あわれむべき者、貧しい者、目の見えない者、裸の者であることに気がついていない・・・あなたを口から吐き出そう”(ヨハネの黙示録第3章17,16節)。
俗に言う“再生した”アメリカの平均的なクリスチャンは、キリストの口から吐き出され、火炎の黄泉に落ちるでしょう。
“多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって・・・多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。 そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう『あなたがたを全く知らない。 不法を働く者どもよ、行ってしまえ』”
(マタイによる福音書第7章22-23節)。
あなたはどうですか? あなたは、何でもない、働きのない、邪悪な、教会に来ない、祈りをしない、自己主義な、自己欺瞞に陥った回心をしていない―黄泉に下る罪人である、アメリカの“クリスチャン”ですか? あなたのようなアメリカの“クリスチャン”は、キリストの名をけなしているのです!
祈りの時に彼らはどこにいるのですか? 伝導の時に彼らはどこにいるのですか? 日曜の夜は、彼らはどこにいるのですか? それが、イエスが九人のらい病者に言ったことなのです、“ほかの九人は、どこにいるのか”(ルカによる福音書第17章17節)。 彼らは癒しと助けをイエスから受けたが―感謝をすることもなく―多くのアメリカ人のように―失われ黄泉へ下る道へ行った。 イエスはこう言いました、
“ほかの九人は、どこにいるのか。 神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか”
(ルカによる福音書第17章17-18節)。
II. 二番目に、中国の迫害されているクリスチャンは、真の感謝の気持ちをもっている。
アメリカの感謝祭は、広い意味で言って贋物―馬鹿げたものです。 人々はキリストのことはさておき、食事をむさぼり食います。 しかし、中国では今朝本当の感謝祭が行われているのです。
最近の考古学の発見では、最初に中国にキリスト教が伝わったのは、使徒ヨハネの生存したころ、紀元後86年であったことが分かっています。 当時、福音は中国に拒絶されました。 二度目に中国に福音がもたらされたのは、アロペン(Alopen)と他の説教者のもと、ネストリウス教派のクリスチャンによってで、635年でした。 その当時、キリスト教は足がかりを得、向こう165年の間に中国の人々はキリストに回心しました。 九世紀になり、中国のネストリウス教派のクリスチャンは迫害を受け、終わりを告げました。 しかし、今日でも当時の教会の建物は残っています。
そうして、1807年に再びキリスト教は中国に紹介されました。 英国の宣教師ロバート・モリソン(Robert Morrison)がマカオに辿り着き、彼はそこで聖書を中国語に翻訳しました。 彼は1834年に亡くなるまでに、回心した一人の中国人に洗礼を施しました。 8年後の1842年に、南京条約が締結され、外国の宣教師が自由に中国に来れるようになりました。 彼らは、モリソンの翻訳した聖書でもって説教をし、回心者も出始めました。 23年後の1865年に、偉大な英国の宣教師ジェイムズ・ハドソン・タイラー(James Hudson Taylor)は、中国の内陸部に205の説教所(あるいはミッション)の最初の一つを設立し始めました。 1928年までに、中国での宣教者の数は、8325人に達しました。 彼らの献身的な説教により、数千人に及ぶ中国人がキリストに回心しました。
1949年には、共産主義者が権力をにぎり、すべての外国宣教師を排斥しました。 最後に中国を去った宣教師の一人にグラディス・エイルワード女史(Miss Gladys Aylward)がいました。 彼女の勇気ある話は“Inn of the Sixth Happiness”と題された映画で語られています。 私は光栄にも、3時間に渡って彼女の証をその場で聞くことが出来ました、確か1962年だと思います。 それは魂に響く証で、40年後の今でも私は一語一語彼女の語ったことを覚えています。
すべての外国宣教師を中国から排斥した後、共産主義者達は中国人の聖職按手式を禁止しました。 私の前の牧師であるテモテ・リン博士(Dr. Timothy Lin)が、神学とセム語を学びにアメリカに渡ったのは、ちょうどこの時期です。 私は、今97歳のテモテ・リン博士から直接、共産主義者が権力を振るう前の中国での出来事を大変多く学びました。 ロスアンゼルスにある私達の中国人教会の牧師になられる前に、リン博士はボブ・ジョーンズ・ユニバーシティー(Bob Jones University)の大学院で神学を数年間教えていました。 そうして、リン博士はチャイナタウンの私達の教会に牧師として来られたのです。 リン博士の牧師職は、1960年代の私の人生に多大な影響をもたらしました。 私はいつもそのことをありがたく思っています。 博士は、神の言葉である聖書に完全に信頼するように私に教えられました。 リン博士のお父さんもまた1911年の革命前の中国で、牧師でした。
1955年と1985年の間、共産主義者は、いかなる中国人も牧師職に就くことを禁じました。 聖職按手式は、秘密の“ハウス・チャーチ”活動の人々の間で、秘密裏に行なわれなければなりませんでした。 1995年には、共産主義者は、彼らの言う“悪のカルト”であるハウス・チャーチ活動を禁止しました。 彼らは、共産主義中国で最も信仰に富んだクリスチャンに“悪のカルト”という名を着せたのです。
ジョナサン・チャオ(Jonathan Chao)は、最近発行されたReformation Today (November-December 2000)の中で、“中国では、敵意と逆境の環境の中、プロテスタント教会は過去50年(1950-2000)で100倍に膨れ上がった。 その環境とは、無心論者[共産主義者]による迫害の一つである”(Reformation Today, Nov.-Dec. 2000, p. 3) 。
チャオは続けてこう言います、“1950年の1月には・・・83万4千人のプロテスタントのメンバーがいた・・・今日、確かな調査ではないが、8500万人に上る信者がいるとの信頼のおける推定がある。 7000万人は、全土に散らばる各種のハウス・チャーチのメンバーである”(同著)。 結論として、彼は、“今日、北部と北東部の中国の全ての村には、教会があるというレポートがある”(同著)と語っています。
チャオは、激しい迫害の中、中国の教会の、目を見張る成長を私達に語っています。 彼は信仰深い牧師達を数人挙げています。 ワング・ミングタオ(Wang Mingtao、1900-1991)は、福音の説教のために23年間牢獄に入れられました。 北京のユアン・シアンチェング(Yuan Xiancheng)は、20年間牢獄に入れられ、1979年以来教会の牧師をしていま。 上海のシー・モシャン(Xie Moshan)は、20年間牢獄に入れられ、そして、広州のサムエル・ラム (Samuel Lam)は、キリストの福音を説いたため、20年間牢獄に閉じ込められました。
これらの類を見ない牧師達、そして数千人に上る完全に献身的な人々が、中国の教会を爆発的なリバイバルに導き、この地上で過去50年間で最も偉大なリバイバルが起こっているのです。
ジョナサン・チャオは私達にこう語っています、“中国の教会の研究をしている生徒として、次のことが言える。 今の中国の教会の広がりは、すでに[共産主義]政権が抑圧できる能力を超えている。 [共産主義]政党のメンバーを超えたクリスチャンがすでに存在しており、彼らの中にはキリストに回心しているものもいる”(同著)。
この力強いリバイバルの成功は、特にあなた方が多くの中国人のクリスチャンが耐えている大いなる迫害に気づく時、驚きとなるでしょう。 ウェブサイトreligiousfreedomforchina.org/English は、中国で数千人のクリスチャンに起こっている出来事をレポートしています。
地方の警察署では、警察官は彼らを尋問し拷問する。 ユシ・ウェイがもっていた聖書を手にし、ヤング・ジャングは彼に向かって“どこでこれを手に入れたのか? お前の指導者はだれか?”と怒鳴った。 ウェイが答える前に、ジャングは数回彼の頬を殴り、ウェイの耳に電気の棍棒を押さえつけた。 ウェイがそのために苦しんでいるのを見たジャングは、“我々はお前に苦しみを与えなければ成らない。 なぜなら、お前は神を信じているからだ”と怒鳴り散らした。それから、彼はもう一人の警察官に言った、“シアングがどうなったか見に行って来い。 もし言うのを拒否したならば、彼を殴り殺せ!“
2002年7月1日の午後9時ころ、河南州のシアングチェング市の公安局の主任と副主任である、ゼフェング・マとジュンフェング・ザングは、その市の警察署の部長であるヤオリン・スーと他の警察官と一緒に、クリスチャンであるシアングアイ・ウェイの家に押し入った。 捜査願いも見せずに、彼らはまるで盗賊のように家中を調べまわした。 それから、彼らはシアングアイ・ウェイと讃美歌集ならびに聖書をもって警察署まで引き返した。
警察署では、ジュンフェング・ジャングは、ウェイに向かって“言ってしまえ! 聖書はどこから手に入れたのか?” ウェイが拒否するのを見て、ジャングは彼女の髪をつかみ、彼女の頬を本でもってしばらく打った。 そして、怒鳴って言った、“神をどのくらい長く信じているのか?” ウェイは黙ったままでいた。 そうして、ゼフェング・マは怒り出し、彼女の髪をつかみ、頬から血が出るまで殴りつけた。 今度はヤオリン・スウの番であった。 彼もまた彼女の髪をつかみ、彼女を打ちつけた。 ウェイは朝の2時まで拷問され傷つけられた。
彼女から何も聞き出せなかったので、彼らは彼女を市の強制収容所に送った。 そこでは、彼女は5日間拘束された。 彼女の家族がゼフェング・マに88ドルを渡し、彼女は罰金として62ドル払って最終的に帰された。
翌朝の7時に、郡の公安局の部長であるシアン・リがやって来て、皮のベルトでもってカイを、顔と体の一部が血でもって見るに耐えなくなるまで殴りつけた。 そして、彼をベンチに縛りつけ電気でもって感電させた。 カイはその電気に耐えなくなり、うめきのめいた。 それから、リは彼を地面に蹴りつけ、彼の顔を踏みつけた。 そうして、“もし神を信じていると白状しなければ、お前のあそこを切ってやる”とわめいた。
牧師のリチャード・ウォンブランド(Richard Wurmbrand)は、ルーマニアの共産主義刑務所で14年間拷問と迫害にあいました。 そこでは、彼は数百人に上るクリスチャン達の勇気を信仰への献身を目撃しました。 私は光栄にもウォンブランド牧師を身近に知る機会がありました。 数年前、妻と私は、彼の家で彼と奥さんと一緒に食事をとりました。 彼の著書である、Tortured for Christ の中で、ウォンブランド牧師はこのように語っています、
名ばかりの、いいかげんな、なまぬるいクリスチャンは・・・中国にはいないことを理解しなければならない。 クリスチャンが今耐えていることは、比べることが出来ないほど偉大なものである。 次に覚えておかなければならないことは、迫害はすでによりよいクリスチャンを生んでいる―すなわち、証のクリスチャン、伝道のクリスチャンを生んでいることである。 共産主義者の迫害は、逆効果を上げており、自由諸国[アメリカのような]では、稀にしか見えない真摯な献身的なクリスチャンを生んでいる。 これらの人々は、どのようにクリスチャンにするのかを理解できないし、彼らの会した人を[キリストへ]導こうとしたがらない(Rev. Richard Wurmbrand, Tortured for Christ, Diane Books, 1976, p. 105).
中国のクリスチャンは、らい病のサマリヤ人のような人達です。 彼についてキリストはこのように言いました、
“「神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。 それから、その人に言われた、「立って行きなさい。 あなたの信仰があなたを救ったのだ」”
(ルカによる福音書第17章18-19節)。
私は、可能な限り、それらの、中国のクリスチャンのように、なりたいです。 私は、平均的なアメリカの、“クリスチャン”のようにはなりたくないです。 今朝、中国にいるクリスチャンに倣う誓いを神にたててみませんか? 何が起こっても、毎週日曜日の朝と晩には教会にいる、という約束をしませんか? 誠意を尽くして、この教会、バプテスト・タバナクルを、中国のあのようなクリスチャンで満ちた教会の一つにする手助けをする約束を神にたててみませんか? もしそうしようとするのであれば、この感謝祭の日曜日に私達が賛美歌の “I Have Decided to Follow Jesus.” を歌う時、前に出てきてひざまずいてください。 私は救いのために来なさいとあなた方にお願いしているのではありません。 もし救われたいのであらば、後ほどそれについて話をしましょう。 私は、前に出て来てあなた方の人生を、中国で彼らがもっているようなキリスト教に献身することをお願いしているのです。
(説教終了)
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クレイトン L. チャン医師による説教前の聖書の朗読: ルカによる福音書第11章11-19節。
ベンジャミン キンケイド グリフィス氏による説教前の独唱:“Acres of Diamonds” (author unknown).
要 綱 中国での感謝祭 R. L. ハイマース, Jr. 神学博士 著 “イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。 ほかの九人は、どこにいるのか。 神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。 それから、その人に言われた、「立って行きなさい。 あなたの信仰があなたを救ったのだ」” (ルカによる福音書第17章17-19節)。 (ヨハネによる福音書第4章9節;
I. 最初に、アメリカは神の祝福を当然の権利のように
II. 二番目に、中国の迫害されているクリスチャンは、 |